(救急車が到着するまでの間)
いつ、どこで突然の怪我や病気におそわれるか分かりません。そんな時に、家庭やグランド等で出来る手当のことを応急手当といいます。
医療機関に行くまでに応急手当をすることで、怪我や病気の悪化を防ぐことができます。ここでは、野球グランドでよくある怪我等の応急手当を抜粋してみました。
救命処置の年齢別比較(2017.4現在)
救命処置 | 成人(8歳以上) | 小児(未就学児) | 乳児(12ヶ月未満) | |
通報 | 反応がなければ大声で助けを呼ぶ。救助者が一人だけの場合、先に消防への通報、その後、胸骨圧迫を実施 | 救助者が一人だけの場合、先に消防への通報、その後、胸骨圧迫を実施 | 救助者が一人だけの場合、先に消防への通報、その後、胸骨圧迫を実施 | |
119番通報とAEDの手配 | 119番通報 | |||
気道の確保 | 頭部後屈あご先拳上法 | |||
心肺蘇生法の開始 | 正常な呼吸(普段どおりの息)をしていない | |||
人工呼吸 (省略可能)
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約1秒かけて2回吹き込む・胸の上がりが見えるまで | |||
口 対 口 | 口 対 口鼻 | |||
胸骨圧迫 | 圧迫の位置 |
胸の真ん中(両乳頭を結ぶ線の真ん中) |
左右の乳頭を結ぶ線の少し足側 | |
圧迫の方法 | 両手(指を組む)で | 両手(指を組む)または、片手で | 2本指で(中指と薬指) | |
圧迫の深さ | 5cm以上 | 胸の厚みの1/3 | 胸の厚みの1/3 | |
圧迫のテンポ | 1分間に100回以上 | |||
胸骨圧迫と人口呼吸の比 | 30 : 2 | |||
AED | 装着のタイミング | 到着次第 | AEDを使用しない | |
電極パット | 成人用パット | 小児用パット(やむを得ない場合は大人用パット) | ||
電気ショック後の対応 | ただちに胸骨圧迫を再開(5サイクル2分間) | |||
気道異物 | 反応有 | 腹部突き上げ法 ・ 背部叩打法 | 背部叩打法(片腕の上でうつぶせ) | |
反応無 | 通常の心肺蘇生法の手順 |